山中湖情報創造館スタッフブログ

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毎晩映画上映中!

みなさんこんにちは、スタッフの羽田です。
今日は島根県で最高39.3℃を記録したそうですね。気象庁によると、観測史上一位を更新したとか。
ちなみに、山中湖の過去最高気温は、1994年6月の32.8℃だそうです。その前後の日はいずれも約20℃なので、天変地異レベルといっても過言ではないのかも?しれません。2014年7月27日の33.2℃のようです。確実に、温暖化していますね…。

さて、夏といえば、みなさん何を思い浮かべますか?
海やプール、花火、BBQ、音楽フェス、キャンプ…
暑さに負けず思いっきり外に出て、アウトドアライフを満喫!なんていうのが醍醐味だったりしますよね。

でも、時には屋内でゆっくり涼むのも選択肢のひとつです。
山梨県内でも、各ミュージアムでいろいろな企画展が開催されていますが、
ここ情報創造館では、8月の間、ほぼ毎夜映画を上映しています!

開催概要は以下のとおりです。


山中湖情報創造館 映画上映会 
8月2日(水)~8月30日(水)
開場 19:00  開演 19:15
於 山中湖情報創造館研修室
(上映内容は、当館サイトのカレンダーをご覧ください)
※15日(火)、16日(水)、22日(火)、23日(水)、26日(土)、28日(月)は休会です
※予定変更ございますので詳細な演目はこちらご確認ください


もちろん、どなたでも自由にご入場いただけます。
お時間のある際には、ぜひお気軽に足をお運びください!



☆上映予定作品のうち、以下2作はパンフレットもございます

☆上映予定作品の原作本はこちら(閉架書架のものはカウンターまでお問合せください)
 『朝びらき丸 東の海へ』ナルニア国物語第三章(岩波書店)※児童書
 『レ・ミゼラブル』上・中・下(偕成社)※児童書
 『世界文学全集 レ・ミゼラブル 』6・7・8(新潮社)
 『ブリジット・ジョーンズの日記(ソニー・マガジンズ)
 パッチ・アダムスと夢の病院』(主婦の友社)

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by lib_yamanakako | 2017-08-06 19:39 | 情報創造館イベント

映像美と・・・中国哲学?

映像美といえばソ連の巨匠アンドレイ・タルコフスキー。ドイツ表現主義の流れもくむヘルツォークの大地と人の描写のダイナミックさに比べて、タルコフスキーは少し違う道を選んだ。彼の映画から土と水の匂いがたつ。静けさと哲学に頼って、清流のように美しく流れる映像でヒトの境遇や文明の負を見つめる。

幻想的ながらも足元をしっかり見続ける彼のスタイルの最大の結晶は、不思議なことに、SF作品の『ストーカー』であろう。何らかの災害があって政府によって封鎖された立ち入り禁止区域「ゾーン」の奥深いところに望みを何でも叶える部屋が存在する。その部屋への案内人を生業とする「ストーカー」が「科学者」と「作家」と一緒に奇妙な「ゾーン」に侵入するという話を、タルコフスキーはあくまでも静かに表現する。映画で引用する老子道徳経76章を映像で具現化したかのようだ:

人の()くるや柔弱(じゅうじゃく)、その死するや堅強(けんきょう)万物(ばんぶつ)草木の生くるや柔脆(じゅうぜい)、その死するや枯槁(ここう)。故に堅強は死の()なり、柔弱は生の徒なり。ここをもって兵強ければすなわち(ほろ)び、木強ければすなわち()らる。強大は下に()り、柔弱は上に処る。

さて『ストーカー』をここで紹介するもう1つの理由がある。1979年作のこの映画が描く「ゾーン」は制作7年後のチェルノブイリ原発事故でできてしまった無人地域を連想させるところがあると同様に、3.11後の日本から見ても身近に感じるところはあるであろう・・・

残念ながら山中湖情報創造館で『ストーカー』を借りることができない。そこでタルコフスキー初期作品の僕の村は戦場だった 1962年)(原題「イヴァンの子供時代」)もぜひ観てほしい。モノクロの戦争映画だがこれもなかなかの映像美だし、12歳の少年偵察イヴァンの目線で第二次世界大戦を見るのも新鮮。(戦争映画で子ども主人公を使うところは、同ソ連映画監督エレム・クリモフ(『炎628』など)と共通する。)また『ストーカー』に比べては、洗練度がまだそこまで達していないものの、比較的にストレートで“見やすい”映画ではないかと思う。

戦争を美化しない映画としても重要に思える。50年前もだが、今日もなおさら。悲しいことに。


Olle Berg


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by lib_yamanakako | 2015-05-15 21:04 | 雑記

ヘルツォークイズム

この前、ヴェルナー・ヘルツォーク作のコブラ・ヴェルデ(1987年)と世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年)という映画を見ました。図書館にあるわけではありませんがこの監督の作品はたいてい訴えかける何かを持っています。この2作に関してですが、前者は彼のクラウス・キンスキー主演の山賊のち奴隷商を追うフィクション映画で、後者はフランス南部のショウベ洞窟の3万年も前に描かれた壁画についてのドキュメンタリーなので、題材もテーマも作風も大きく異なった作品です。しかし詩のように幻想的な映像美という点において、2作とも間違いなくヘルツォークの手によるものです。理性よりも魂を刺激するあの特徴的な表現・・・

どちらかというと私はヴェルナー・ヘルツォーク特有のロマン派的センス全開のフィクション映画の方が、ドキュメンタリーより好きです。その中でも特に幻想的でまるで夢のようなガラスの心(1976年)と、不気味で美しいノスフェラトゥ(1979年;キンスキー主演、小説『ドラキュラ』原作)がおすすめ。今回見たコブラ・ヴェルデも、傑作まで至らないものの、かなり見応えがあって印象的な作品でした。また多くのヘルツォーク映画(特にキンスキー主演の5作)には狂気という共通のテーマがあって、コブラ・ヴェルデも例外ではありません。

ところが人類の文化遺産を扱う世界最古の洞窟壁画はどうでしょう。理性で捉えきれぬ時間の隔たりを超えて現在に鮮明に残る原始人の芸術と、それが持つ想像力を動かす巨大な力は、狂気ではないけれどそれと似た状態をヒトにもたらす働きは見られます。洞窟調査にかかわる研究者の一人は、初めて壁画を見たときの印象は夜の寝床に無数のライオンを呼び寄せるほど強烈だったと語ります。十分ヘルツォークらしいテーマになるわけですし、非常にいい作品ではありますが、個人的に題材の面白さの上に監督自身のセンスをもっと出してほしかった。幻想的な映像とともに流れるヘルツォークのナレーションは私の中に一番響いたところでしたから。

この映画を見てもう一つ衝撃がありました。昔家族と行ったフランス旅行の際、アルデシュ地方のPont d'Arcに行きました。川に架かるこの天然の橋の下に妹が泳ぎ方を覚えました。すぐ近くに、現在に残る人類最古の芸術があるなんて全く知らずに・・・



Olle Berg



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by lib_yamanakako | 2015-04-17 18:26 | 雑記

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