山中湖情報創造館スタッフブログ

情報創造館で列車旅

7月18日に2回目のボードゲームの日を実施しました。今回遊んだゲームはチケット・トゥ・ライドキング・オブ・トーキョーガイスター3つです。

カルカソンヌを紹介したかったけれど、また別の機会に温存しておきます。

19世紀のアメリカ合衆国(とカナダの一部)を鉄道で旅するチケット・トゥ・ライドは子供たちに特に人気のようです。色付きの列車カードを使って、アメリカ地図の上の都市間を結ぶ非常にエレガントなゲームです。本当は、英語の地名など小さい子供には少し難しいところはあるけれど、難しいからといって楽しめない訳ではありませんね。

カルカソンヌといった他のモダン・ボードゲームと同様、チケット・トゥ・ライドはやはり引き運も戦略も同じくらい大事なゲームなのです。言ってみれば人生ゲーム将棋の中間、といったところでしょう。

これは10代になって、さらに大人になっても本当に楽しいゲームの特徴の1つだと思われます。小さい子供も楽しめなくはないのですが、チケット・トゥ・ライドのようなゲームの本当の対象年齢は10代〜大人なのです。

日本においてボードゲームは大人文化としてほとんど認識されないと思いますが、試しに大人同士で遊んでみてはいかが?

ボードゲームの知名度こそ低いかもしれないけれど、山中湖周辺にも興味がある大人の方が存在すると信じて、8月1515時〜18時)大人のボードゲーム・デーを行います。お時間のある方はぜひ情報創造館まで!

(通常版ボードゲームの日は次ボードゲームの日8月8日です。)



Olle Berg


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# by lib_yamanakako | 2015-07-21 19:57 | 情報創造館イベント

第1回ボードゲームの日が無事終了

今日遊んだゲームはガイスターオセロカルカソンヌの3つでした。

メインは何といってもガイスター。相手のいいオバケを全部取れば勝ち。悪いオバケを全部取れば負け。そしてボードの端っこからいいオバケが一つでも逃げ切ったら、それもやはり勝ち。きわめて簡単なルールです。ただし・・・いいオバケ悪いオバケがいるといっても、どれがどれかは自分の分しか分かりません。

まさしく戦略とブラフを楽しむ心理戦ゲームです。

「なるほど、これは面白い。ハマりました。」少し見学してから3回遊んでくださった大人の方からの感想です。

一見子供向けのゲームに見えますが、案外大人の方が楽しいかもしれませんね。

(子供は小学生からがおすすめでしょう。)

さて、次回のボードゲームの日は718日(土)。もちろん、どなたでも参加OKです!

参加者が集まればカルカソンヌもしくはカタンの開拓者たちを目玉にしたいと思います。

2つとも中世をイメージした土地開発ゲームですが、カルカソンヌはパズル要素が強いのに比べて、カタンは相手との貿易を楽しむものです。この2作はボードゲームを再発明したとも言われる名作で、私的にかなり面白い。

みなさんもぜひお楽しみにしてください!お待ちしています。


Olle Berg


ガイスター

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カルカソンヌ
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# by lib_yamanakako | 2015-06-27 20:08 | 情報創造館イベント

映像美と・・・中国哲学?

映像美といえばソ連の巨匠アンドレイ・タルコフスキー。ドイツ表現主義の流れもくむヘルツォークの大地と人の描写のダイナミックさに比べて、タルコフスキーは少し違う道を選んだ。彼の映画から土と水の匂いがたつ。静けさと哲学に頼って、清流のように美しく流れる映像でヒトの境遇や文明の負を見つめる。

幻想的ながらも足元をしっかり見続ける彼のスタイルの最大の結晶は、不思議なことに、SF作品の『ストーカー』であろう。何らかの災害があって政府によって封鎖された立ち入り禁止区域「ゾーン」の奥深いところに望みを何でも叶える部屋が存在する。その部屋への案内人を生業とする「ストーカー」が「科学者」と「作家」と一緒に奇妙な「ゾーン」に侵入するという話を、タルコフスキーはあくまでも静かに表現する。映画で引用する老子道徳経76章を映像で具現化したかのようだ:

人の()くるや柔弱(じゅうじゃく)、その死するや堅強(けんきょう)万物(ばんぶつ)草木の生くるや柔脆(じゅうぜい)、その死するや枯槁(ここう)。故に堅強は死の()なり、柔弱は生の徒なり。ここをもって兵強ければすなわち(ほろ)び、木強ければすなわち()らる。強大は下に()り、柔弱は上に処る。

さて『ストーカー』をここで紹介するもう1つの理由がある。1979年作のこの映画が描く「ゾーン」は制作7年後のチェルノブイリ原発事故でできてしまった無人地域を連想させるところがあると同様に、3.11後の日本から見ても身近に感じるところはあるであろう・・・

残念ながら山中湖情報創造館で『ストーカー』を借りることができない。そこでタルコフスキー初期作品の僕の村は戦場だった 1962年)(原題「イヴァンの子供時代」)もぜひ観てほしい。モノクロの戦争映画だがこれもなかなかの映像美だし、12歳の少年偵察イヴァンの目線で第二次世界大戦を見るのも新鮮。(戦争映画で子ども主人公を使うところは、同ソ連映画監督エレム・クリモフ(『炎628』など)と共通する。)また『ストーカー』に比べては、洗練度がまだそこまで達していないものの、比較的にストレートで“見やすい”映画ではないかと思う。

戦争を美化しない映画としても重要に思える。50年前もだが、今日もなおさら。悲しいことに。


Olle Berg


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# by lib_yamanakako | 2015-05-15 21:04 | 雑記

ヘルツォークイズム

この前、ヴェルナー・ヘルツォーク作のコブラ・ヴェルデ(1987年)と世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年)という映画を見ました。図書館にあるわけではありませんがこの監督の作品はたいてい訴えかける何かを持っています。この2作に関してですが、前者は彼のクラウス・キンスキー主演の山賊のち奴隷商を追うフィクション映画で、後者はフランス南部のショウベ洞窟の3万年も前に描かれた壁画についてのドキュメンタリーなので、題材もテーマも作風も大きく異なった作品です。しかし詩のように幻想的な映像美という点において、2作とも間違いなくヘルツォークの手によるものです。理性よりも魂を刺激するあの特徴的な表現・・・

どちらかというと私はヴェルナー・ヘルツォーク特有のロマン派的センス全開のフィクション映画の方が、ドキュメンタリーより好きです。その中でも特に幻想的でまるで夢のようなガラスの心(1976年)と、不気味で美しいノスフェラトゥ(1979年;キンスキー主演、小説『ドラキュラ』原作)がおすすめ。今回見たコブラ・ヴェルデも、傑作まで至らないものの、かなり見応えがあって印象的な作品でした。また多くのヘルツォーク映画(特にキンスキー主演の5作)には狂気という共通のテーマがあって、コブラ・ヴェルデも例外ではありません。

ところが人類の文化遺産を扱う世界最古の洞窟壁画はどうでしょう。理性で捉えきれぬ時間の隔たりを超えて現在に鮮明に残る原始人の芸術と、それが持つ想像力を動かす巨大な力は、狂気ではないけれどそれと似た状態をヒトにもたらす働きは見られます。洞窟調査にかかわる研究者の一人は、初めて壁画を見たときの印象は夜の寝床に無数のライオンを呼び寄せるほど強烈だったと語ります。十分ヘルツォークらしいテーマになるわけですし、非常にいい作品ではありますが、個人的に題材の面白さの上に監督自身のセンスをもっと出してほしかった。幻想的な映像とともに流れるヘルツォークのナレーションは私の中に一番響いたところでしたから。

この映画を見てもう一つ衝撃がありました。昔家族と行ったフランス旅行の際、アルデシュ地方のPont d'Arcに行きました。川に架かるこの天然の橋の下に妹が泳ぎ方を覚えました。すぐ近くに、現在に残る人類最古の芸術があるなんて全く知らずに・・・



Olle Berg



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# by lib_yamanakako | 2015-04-17 18:26 | 雑記

書架整理について

 図書館の仕事には、本の貸し出し、返却のほかに、書架整理があります。文字通り、乱れた書架を整える仕事です。たとえば、でこぼこした本の背を揃えたり、本と本の間の隙間を左右の本を寄せて目立たなくしたり、詰まり過ぎてしまった棚段の本を上下の棚に分散して本を取り出しやすくするなどの作業です。
 もし、書架の間で本の背を手のひらで抑えたり、上下の棚の本を移動している職員がいたら、それは書架整理です。休日などご利用者の多い時には、本選びのお邪魔をしないようにしながら、本を書架に返す時などに、少しずつですが書架を整えています。
 正直なところ、ご利用が多ければ多いほど書架は乱れ、整理が追いつかないこともあります。それでも、本がきれいに並んでいることは、それだけ選んでいただきやすいと考えて、書架整理に精を出します。できれば作家ごとの五十音順にが理想ですが、実際にはなかなか維持できていません。
 取り出しやすく戻しやすい間隔と、きれいに揃った背表紙(大きい本は出っ張りますが)、日々の仕事の中で書架を整えること、目立ちませんが、私達が大切にしている仕事です。
MW

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# by lib_yamanakako | 2015-04-12 20:33 | 雑記

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